企業DXが進み、様々なITソリューションの導入による業務効率化が進む一方で、システムの運用能力不足やシステムのアンマッチングなど運用に問題があるケースも多々見られるようになった。そこで社内システムを点検し最適な状態であるかを確認するアセスメント(評価・査定)サービスに注目が集まっている。シーエーシー(以下略、CAC)は8月19日、独自のアセスメント手法を用いた「ITスマートアセスメント」サービスを提供することを発表した。

社内IT運用を点検し最適な状態であるか確認するアセスメントサービス「ITスマートアセスメント」

ITスマートアセスメント(公式Webサイト)

「ITスマートアセスメント」サービスは、同社の企業ICT部門運用業務サポートサービス「CACマネージドサービス」の導入前段階で、自社のIT運用の現状を把握したいという要望が多くあったことから生まれたサービスで、「状況把握」「分析」「評価」「課題定義」の4つのプロセスと「テンプレート」「ナレッジ」「リソース」の3つのツールを持つ独自のアセスメントフレームワークにより現状分析しIT運用状況の可視化・評価レポートを提出する。

サービスは状況把握からレポート作成・提出まで2カ月で提供。最初の1カ月で既存情報及び運用マニュアルやシステム設計図などの社内ドキュメントの収集と関係者のヒアリングなどの現状把握と情報をもとにした分析、残りの1カ月で情報の可視化とレポート作成を行う。可視化レポートは業務分類、チケット構成などの「トレンド」や期間を表す「ボリューム」、解決率・対応時間を表す「レスポンス」や作業難易度・スキルの「レベル」、作成率・充足度の「ナレッジ」などから構成され、現状評価、課題定義、問題分析、改善提案などを含んだ「評価レポート」が得られる。

  • 「ITスマートアセスメント」のサービスフロー概念図(同社資料より)

同社では、同サービスを利用した後同社のICT部門運用業務サポートサービス「CACマネージドサービス」を活用することで、更にIT運用の効率化を図ることができるとしている。サービスの詳細・費用等は要問合せとなる。