「ハリー・ポッター」、国内初の直営ネットショップ開設 100超のメディアで取り上げられて話題

ワーナーブラザーススタジオジャパンは6月27日、映画「ハリー・ポッター」の商品を販売する国内初の直営ECサイトを開設した。新サイトは100以上のメディアに取り上げられるなど、注目を集めている。直営ならではの品ぞろえを武器に、今後はアジア圏のファンにも販路を広げたい考えだ。

同社は2023年、東京に世界で2番目となる、映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の舞台裏を体験できる施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京―メイキング・オブ・ハリー・ポッター(スタジオツアー東京)」を開設した。同施設内で人気の2店舗の商品を扱うECサイトを立ち上げた。

「『ハリー・ポッター』の商品を取り扱う会社はいくつかあるが、映画シリーズを制作したワーナーブラザースならではの世界観の再現が強みだ。公式ECサイトは英国、米国に続く三つ目なので、アジア圏のファンに向けて届けていきたい」(Eコマースマネージャー 木村優佑氏)と話した。

世界観の表現として、例えばECサイト内の説明に「ハリー・ポッター」のファンの心に刺さる表現を多くしているという。紙の質感やインクの色などの細部まで、映画に出てきたアイテムを忠実に再現した商品をそろえている。

▲スタジオツアーで人気の商品

「『スタジオツアー東京』とECサイトでしか買えない商品もある。ECサイトは気軽に商品を見て購入できる場として顧客数を増やし、『スタジオツアー東京』での実際の体験や、その他のコンテンツを楽しんでもらう流れを作りたい」(同)と話した。

ECサイトの会員組織は、「ハリー・ポッター ファンクラブ」と連動している。今後は、既存のコンテンツを生かした取り組みをしていきたい考えだ。