【注目P2Cブランド】YouTuber「NIKOLIFE」、ファンと開発したディフューザーが3日で完売

DIYや料理などの生活の様子をYouTubeに投稿しているライフスタイル系YouTuberの「NIKO LIFE(ニコライフ)」はこのほど、オリジナルブランド「BONUQUE(ボヌーク)」を立ち上げた。第1弾商品として、リードディフューザーを発売した。1万2800円という価格だが、予約販売開始から3日間で完売したとしている。

同商品は、4000人のフォロワーに香りのサンプルを送付し、ウェブでアンケートの回答を受け付ける形で共同開発したという。

<チャンネル登録67万人>

「NIKO LIFE」は、モーニングルーティーンやDIYの様子などを、一眼レフカメラを使って動画で撮影し、自ら編集してユーチューブに投稿している。ユーチューブのチャンネル登録者数は67万4000人。動画の平均再生回数は約20万回だという。300万回以上再生されている動画も多い。

▲「NIKO LIFE」

 

動画は、1本約15~30分の長さだ。動画1本につき200カット以上を撮影しているという。他のYouTuberに比べて10倍の作業工程が発生していると話す。

 

「NIKO LIFE」の登録者の85%が女性で、20~30代が30%、40代が30%を占めているという。動画には、「映画みたい」「心がときめく」といったコメントが寄せられているそうだ。

 

「動画に登場する料理やインテリア、化粧品は、手軽に買えるものを使っている。見ている人が、自分の生活に照らし合わせて共感を持てるように編集している」(NIKO LIFE)という。

<ゆらぎを愛おしく>

オリジナルブランドの第1弾商品としてリードディフューザーを選んだのは、「香り」にブランドのコンセプトを投影させるのが狙いだったという。

▲リードディフューザー「ボヌーク」

「ボヌーク」のテーマは、「ゆらぎを愛おしく」だという。「NIKO LIFE」のフォロワーには、繊細な女性が多く、メンタルが揺らいだ際に、ネガティブな思考になってしまう人も少なくないという。「揺らぐときにも自分を愛おしく思えるような商品を作りたかった」(同)と話す。

 

ディフューザーの開発には、動画で「これからブランドを作るので、皆さんと一緒につくりたい」と発表。応募があった4000人に、ディフューザーの香りの候補のサンプルを送付。2800人からフィードバックがあったという。反響があった中で、人気があった上位3種類の香りをラインアップしたという。

 

ボトルのデザインにもこだわったという。中国やフランスを視察して気に入った、高級感のある、肉厚なガラスと、ウッディーなボトルキャップを採用したという。

 

「ボヌーク」からは、別のラインのリードディフューザーや、オイルミストなど、「香り」をテーマにした商品開発を行っていく計画だ。

 

「NIKO LIFE」と同じ領域で活動するインテリア系のインフルエンサーにPRを協力してもらい、ファン層を拡大していくことも考えているという。