スクロール360、多言語対応コールセンター提供 22言語に対応、在留・訪日外国人との対話強化を支援

スクロール360は8月1日、多言語ソリューションを展開する子会社のビーボーンと、官公庁、自治体、民間企業を対象とした「多言語対応コールセンター」の提供を開始した。22言語に対応し、在留・訪日外国人とのコミュニケーション強化を支援する。

スクロールの子会社であるスクロール360は、フルフィルメント業務代行、マーケティング支援など、EC・通販事業者への高付加価値ワンストップソリューションを提供している。

このほど、在留・訪日外国人とのコミュニケーション支援、電話による多言語通訳サービスと翻訳サービスを展開する子会社ビーボーンと、官公庁、自治体、民間企業を対象とした「多言語対応コールセンター」の提供を開始した。

「多言語対応コールセンター」は、コールセンターへの問い合わせが日本語以外だった場合、ビーボーンの多言語オペレーターが間に入り、3者間の同時通訳通話で応対を行う。英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語など22言語に対応し、24時間・365日の対応が可能だ。

60年を超えるスクロールグループの通販事業の歴史に伴い、進化し続けてきたノウハウや知見を凝縮し、 ホスピタリティあふれるコミュニケーション品質はそのままに、実績豊富なオペレーターが対応するため、在留・訪日外国人とのコミュニケーションの強化や、幅広い国籍の顧客満足度の向上に貢献するとし、「在留・訪日外国人に向けた相談窓口を設置したい」「365日多言語に対応する体制を構築したい」といった課題の解決を支援する。

令和5年の在留外国人数は、341万992人 (前年末比33万5779人、10.9%増) で過去最高を更新、外国人入国者数は2583万810人で、前年に比べ2163万2765人増加した。近年は非英語圏の割合も多く、官公庁、自治体、民間企業などの窓口では、多言語コミュニケーション機能の強化が求められている。

なかでも労務相談や健康相談、訪日観光中のトラブルといった、心理的・精神的な悩みを抱えている人をサポートする窓口においては、人を介した直接的なコミュニケーションが必要だとし、官公庁、自治体、民間企業を対象とした「多言語対応コールセンター」の提供に至ったとしている。

スクロール360とビーボーンは、グループシナジーを最大限に活かし、サービス機能の積極的な拡充を推進していく考えを示した。