Neowinはこのほど、「Windows 11 crosses 30% market share for the first time since launch - Neowin」において、Windows 11のシェアが30.83%に達したと報じた。前月比で1.08ポイント、前年比で7.17ポイントの増加を記録したと伝えている。
Windows 11がシェアを伸ばす一方、Windows 10のシェアが減少
Statcounterの最新調査により、Windows 11のシェアが2024年7月に30.83%に達する一方、Windows 10のシェアが64.99%と前月比で1.06ポイント、前年比では11.15ポイント減少していることがわかった。減少したといってもWindows 10のシェアは6割を超えており、その影響力は相変わらず大きい。Windows 10のサポート終了が2025年10月に迫る中、Microsoftはユーザーに対してWindows 11への移行を強く推進しており、徐々にではあるが移行が進み始めていることがうかがえる。ただし、Extended Security Updateプログラムや0patchなどのサードパーティーサービスにより、Windows 10は今後も一定の存続が見込まれている。
他のサポートが終了したWindowsバージョンについても、依然として根強い人気がある。例えば、Windows 7は市場シェア3.04%(前月比+0.08ポイント)で3番目に人気のあるWindowsであり、Windows 8.1は0.42%(前月比+0.02ポイント)、Windows XPは0.38%(前月比-0.01ポイント)と続いている。
新技術の導入がWindows 11の普及を加速
現在、Copilot+ PCの発売やQualcommのSnapdragon Xプロセッサを搭載したWindows 11向けのコンピュータの評判が好調であることが注目されている。これらの新技術がWindows 11のユーザー獲得にどの程度貢献するかはまだ不明だが、Qualcommとそのパートナーはビジネス重視のARM搭載デバイスをさらに計画しており、新学期シーズンの到来と共にWindows 11 PCの普及が加速することが予想されている。
Statcounterのデータは100%正確ではないとされているが、市場の動向をを示す一つの指標となっている。Windows 10のサポート終了が少しずつ迫る中、ユーザーはアップグレードや他の対策を選択する必要がある。