三井不動産が「冷凍・冷蔵倉庫」参入、物流施設は生き残り競争へ

編集部内の会話から、時の話題を紹介する本コーナー。今回は新たな物流戦略について。

デスク「三井不動産がロジスティクス事業で新たな事業戦略を打ち出したね」

記者「三井不動産は得意とする再開発のノウハウを生かした、地域一体型の『街づくり型物流施設』の開発に注力しています。代表例が2024年9月末竣工予定で、東京都内最大の物流施設となる『MFLP・LOGIFRONT東京板橋』です」

デスク「事業領域を広げるとか」

記者「ネットスーパーや冷凍食品の拡大で需要が高まる『冷凍・冷蔵倉庫』に参入します。開発が難しい領域ですが、開拓できれば強みになります。第1号案件は埼玉県杉戸町になります」

デスク「物流施設開発を巡っては競争が激化している」

記者「三井不動産執行役員でロジスティクス本部長の篠塚寛之氏は『プロのデベロッパーしか生き残れない』と話しています。外資2社と大和ハウス工業の3強を追う意味でも、重要な局面を迎えています」