セゾンテクノロジーは7月31日、営業本部に配属された2024年4月入社の新入社員が配属先の部門・課を自ら選び、希望を100%反映させる取り組みを実施したことを発表した。
取り組みの概要
今回の取り組みは、4月から3か月間の基本研修を経て、7月の1カ月で営業本部すべての部門を回り、各部門の業務を具体的に体験するという内容になっている。
同社は、「受け入れ側も短期間での準備の必要があり負担の高い取り組みだったものの、新入社員、受け入れ側の双方にとって充実した期間だった」とコメントしている。
今回の取り組みにより、新入社員は入社後の働くイメージとのギャップを軽減でき、受け入れ部門も自部門の魅力を伝えるために動くようになった結果、関わるすべての人が配属に対して主体的に取り組むという相乗効果が生まれたという。
新入社員からは「自分達の意思を尊重してもらえる社風だと感じた」というコメントがあった一方で、受け入れ部門からは「自部門が大切にしているワンチームでの活動が伝わった」と日ごろの活動に手ごたえを感じる声が上がった。
一方で指名を受けられなかった部門からは、自部門の業務をさらに磨きをかけなければならないと次年度に向けて、意気込みを語っているという。
同社では、今回初めて実施した新入社員の希望による配属の成果を受け、今後は対象部門を拡大し全社的な取り組みとして継続していくことも検討している。