Microsoftは7月23日(米国時間)、「July 23, 2024—KB5040525 (OS Build 19045.4717) Preview - Microsoft Support」において、Windows 10 22H2向けの更新プログラム「KB5040525」のプレビュー版を公開した。この更新プログラムではセキュリティ以外の品質に関する修正が含まれている。

  • July 23、2024—KB5040525 (OS Build 19045.4717) Preview - Microsoft Support

    July 23, 2024—KB5040525 (OS Build 19045.4717) Preview - Microsoft Support

追加された主な修正内容

KB5040525の主な修正内容は次のとおり。

  • Wi-Fi Protected Access 3 (WPA3):グループポリシーエディターでHTMLプレビューのレンダリングが失敗する問題を修正
  • Windows Defender Application Control (WDAC):32を超えるポリシーを適用した際の停止エラーを防止し、メモリーリーク問題を解決。またWDACアプリケーションIDポリシー適用時に一部のアプリが失敗する可能性がある問題を修正
  • トランスミッションコントロールプロトコル(TCP: Transmission Control Protocol):TCP送信コードが原因でシステムが応答しなくなる問題を解決
  • 印刷サポートアプリ: USBデバイスでアプリが応答しなくなる問題を修正
  • ユニバーサルプリントクライアント:WPAD (Web Proxy Auto-Discovery)プロトコルをオンにした場合にユニバーサルプリントサービスとの通信が失敗する問題を修正
  • Windowsカーネルの脆弱なドライバーブロックリスト(DriverSiPolicy.p7b):Bring Your Own Vulnerable Driver (BYOVD)攻撃のリスクがあるドライバーのリストを更新
  • Windowsバックアップ: デバイスにExtensible Firmware Interface System Partition (ESP)がある場合にバックアップが失敗する問題を修正

KB5040525はWindows Update経由でインストール可能。ただし、オプションの品質更新プログラムであるため、アップデートを適用したい場合はWindows Updateからオプションの更新プログラムとして手動でインストールする必要がある。