低アルコールカクテルブランド「koyoi」、スマドリコラボ第2弾を発売 Z世代と開発

低アルコールカクテルブランド「koyoi(コヨイ)」を展開するSEAM(シーム)は今年5月、スマドリとの共同ブランド「mellowl(メロル)」から第2弾商品を発売した。

「koyoi」の顧客とスマドリが運営するbar・スマドリバーの顧客の中から、「お酒はあまり飲めないがお酒のある時間は好き」というZ世代3人を開発プロデューサーとして迎えた。若者に支持される商品を開発した。

商品名は「葡萄とざくろのワインカクテル」。赤ワインをベースに、ざくろと2種類のブドウをブレンドし、複雑な香りと味わいを表現した。アルコール度数を3%に抑えたため、お酒が飲める人でもあまり飲めない人でも、一緒に楽しむことができ、大人気分になれるお酒だという。

新商品はZ世代の若者と開発した。「大人っぽく演出したいシーンにぴったりなものが欲しい」「自分が選んだ大好きなものを、大切な人だけにシェアしたい」という声をもとに、その瞬間にふさわしいシーン、理想の味、パッケージクリエーティブなどを考案した。

▲商品開発の過程

商品は1200本限定で販売する。スマドリバーの渋谷カクテルメニューとして展開したり、「koyoi」のECサイトに特設ページを掲載したりしている。都内の飲食店店舗のカクテルメニューとしても販売する予定だ。

「『koyoi』内に新商品を発売した情報を掲載し、認知いただき、購入していただく。今回、一部飲食店でも展開するため、飲食店で商品と会っていただく認知方法も検証していく」(石根CEO)と話す。

SEAMはスマドリと2023年7月に、第1弾の共同開発商品として、「mellowl―メロル―夜風感じるトロピカルミント」を発売した。

販売後の状況について、「第1弾は、夏フレーバーを夏に販売したということもあり、10日ほどで完売した。想定は20代の購入だったが、実は30代世代が最も多く、その世代からもクリエーティブや味も非常に好評だった。リピートしたいから再販はないのかという声も多くいただいた」(同)と話す。