NECは7月18日、企業ネットワークのシンプル化、仮想化、可視化によって運用効率を高めることができるSDN(Software Defined Networking)コントローラにおいて、新たにローカル5GとWi-Fiに対応した「UNIVERGE Network Operation Engine V3.0」(ソフトウェア版)および「UNIVERGE Network Operation Engine Virtual Appliance V3.0 VA2.0」(仮想アプライアンス版)の販売を開始した。

  • UNIVERGE Network Operation Engine活用イメージ

    UNIVERGE Network Operation Engine活用イメージ

新バージョンの概要

今回発表された新バージョンでは、有線ネットワークに加えてローカル5GとWi-Fiを利用したネットワークにも対応。有線、無線の区別なく企業ネットワーク全体を仮想化し、物理構成と論理構成を可視化することで、論理分割によるネットワークセキュリティの強化や統合管理によるシンプルな運用が行える。

統合管理では、有線・無線混在のネットワークでもコントローラから一括で機器の設定や変更できるようになり、対応時間を最大約70%削減できるとしている。さらに、監視機能やレポート機能によりネットワークの構成や状況を直感的に把握し、設定変更時や障害発生時にも敏速な対応が可能。

  • ユースケース:有線・無線混在ネットワークの設定変

    ユースケース:有線・無線混在ネットワークの設定変更

対応機種は、UNIVERGE QX-Sシリーズ、UNIVERGE QX-Wシリーズ、UNIVERGE IXシリーズ(SDNコントローラとともにSDNネットワークを構成する対応スイッチが必要)。

価格は、「UNIVERGE Network Operation Engine V3.0(ソフトウェア版)が50万円、「UNIVERGE Network Operation Engine Virtual Appliance V3.0 VA2.0」(仮想アプライアンス版)が80万円となっている。