AMS、ささげ管理ツール「PICO」発売 業務効率化やミス防止に効果、月額1万円から提供

AMSは7月18日、EC運営に必須の「さ(撮影)」「さ(採寸)」「げ(原稿)」の情報を一括で管理できるクラウドツール「PICO」を発売した。管理が煩雑になりがちな「ささげ」の情報をクラウド上で簡単に管理でき、月額1万円~という低コストで利用できるツールを提供し、EC事業者の運営効率化に貢献したい考えだ。

商品数が増えるたびに画像や商品情報が増え、管理が煩雑になりがちだ。”SDカードやローカルPCに保存しているが、使いたい時にどこに保存したか分からない” ”撮影スタジオやオフィスでそれぞれ作業しているため、管理が煩雑””自社ECもモールも運営しているが、属人化していて作業の進捗が見えない”といった課題は、「PICO」で解決できるという。

「PICO」を使用することで、「ささげ」情報をSDカードやローカルPCではなく、クラウド上で管理できる。多階層のタグ付けと検索機能で画像情報も簡単に管理・検索できるようになり、画像の紛失を防止する。複数の場所から同時に作業できるだけでなく、メッセージ機能を使えばリアルタイムで同じ商品を確認しながら進められる。

手動によるミスを無くすため、ドラッグ&ドロップで簡単にリネームできる機能も実装している。今まで自社EC、外部モールとそれぞれ対応が必要だった更新作業も一括編集できるため、工数削減と運営の効率化を実現する。

<「PICO」5つの特徴>

ささげ管理ツール「PICO」には主に5つの特徴がある。

1つ目は、撮影進捗や工程管理を見える化し、撮影漏れやダブりを防止できることだ。作業集計機能で、工程ごとの対応工数をリアルタイムで表示し、改善ポイントを発見できる。ダッシュボードでは、カメラマンの撮影状況や画像加工の進捗を一覧化することが可能。業務タスクをステータス管理し、何から作業すべきかが一目瞭然になる。複数拠点でのリアルタイム処理も実現する。

2つ目は、直感的なUIとCloudinary連携で、画像の管理と検索が簡単になる点だ。ドラッグ&ドロップでの画像アップロードとリネームが可能となり、フォルダ作成や FTP 送信作業を削減できる。画像検索機能を活用することで、コンテンツの保存と検索がどこからでも可能となり、効率化を実現する。

3つ目は、編集した画像や原稿を自社ECサイトや外部モールへ一括で入稿できる点だ。タイトルや説明文だけでなく、キャッチコピー、SEO対策の更新作業の一括管理もできる。Shopify、ネクストエンジンにおいては、設定不要で簡単に自動連携でき、外部モールの情報も一括管理できる。

4つ目は、セキュリティ対策だ。要素認証、アカウント自動ロック機能を用いたセキュリティ対策で、運用時のセキュリティトラブルを回避する。

5つ目は、コストパフォーマンスの高さだ。SKU数に応じてプランが選べ、月額1万円から利用可能。スタートアップから大規模ECまで、それぞれに応じたプランを用意している。