ハニーズHD、EC売上は11%増の61億円 利便性向上でEC化率も微増

ハニーズホールディングス(HD)の2024年5月期のEC売上高は、前期比11.4%増の61億3300万円となった。EC化率は同0.8ポイント増の10.8%で、EC売上高の約6割を自社ECサイトが占める。自社ECサイトのパフォーマンス改善や、SNSを用いた販促活動が奏功したという。

 

増収の要因として、自社ECサイトのユーザビリティーの向上と、ウェブ広告とSNSを活用した積極的な販促活動を挙げた。OMO施策(オンラインとオフラインの融合)に注力し、店舗受け取りサービスの利用数が順調に推移しているという。

 

今後はEC限定商品の拡充や、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用した情報発信をしていくとしている。

 

EC事業の拡大に向け、2024年9月に物流センター内にEC棟を稼働する予定だ。EC棟では、受注・発送能力の向上や、実店舗への商品自動追加システムの効率化を実現するという。