ニュウジア、「AIアパレル試着ソリューション」発表 ワンクリックで着用画像をAI生成

ニュウジアは7月16日、最先端のAI技術を活用し、スマートフォンで撮影した写真から、試着しているかのようなリアルな画像を生成し、バーチャル試着体験を提供する「AIアパレル試着ソリューション」を発表した。アパレルの販売促進に貢献する。

AI技術の研究開を手がけるニュウジアは、アパレル商品の写真とそれを着せたい人物(モデル)の写真があれば、ワンクリックで着用した画像をAI生成できるサービス「AIアパレル試着ソリューション」を発表した。

スマートフォンで撮影した写真から、バーチャル試着体験を提供する本ソリューションは、わずか5枚の写真から、15秒で着用画像の生成が可能。高度なAI技術により、顧客の体型や服装に自然に馴染む、まるで実際に試着しているかのようなリアルな画像を生成する。

これによりアパレルを販売するEC事業者は、多種多様なモデルと商品を組み合わせ、さまざまな着回し画像を容易に入手できる。人間のモデルを採用し、商品をスタジオに持ち込んで撮影するより低コストで、さまざまな体型のモデルが着用したマネキン画像の素早い生成により、マーケティング素材の充実を図れる。

また、アパレルブランド(デザイナー)においても、デザイン作業や試作/制作にかかる時間とコストを大幅に削減できる。生地の写真からでも、衣服のデザインにしたイメージを一瞬で生成可能。スピードを要求されるファッションの業界にAI技術を導入することで、旧態依然とした競合他社に対する優位性を創出する。

一般消費者においても、店舗での試着に費やす時間を削減できる。さらにECで購入した商品が実際に着てみたら予想と違ったという事態も避けられる。自身あるいは洋服を贈りたい人に、似合うかどうかを事前にコーディネートをチェックすることが簡単に実現できる。

「AIアパレル試着ソリューション」の導入により、アパレルを販売するEC事業者やファッションブランド・デザイナーは、顧客満足度を向上させ、購入意欲を高められるほか、サイズやイメージ違いによる返品・交換を減らし、販売機会の損失を削減できる。

さらに、開発効率の大幅な向上、AIが生成した架空の人物を利用することによるモデルのプライバシー保護、販売促進にも貢献する。