Olloは6月19日、住友電装が画像認識ソフトウェア「Ollo Factory」を採用し同社のグローバル拠点へ展開を開始することを発表した。住友電装はこれにより、グローバル32の国と地域で改善活動の活性化を図るとしている。

  • Ollo Factoryの画面例

    Ollo Factoryの画面例

両社は以前から、工場の改善活動をより効率的かつ効果的に実施するために、AIによる動画解析の導入について協議を続けてきたという。その中で、誰でも簡単にゲーム感覚で分析できるため改善活動のスピードを向上できる点や、AIの活用により改善スキルのばらつきを排除できる点などが評価され、Ollo Factoryの導入に至ったとのことだ。実証段階において、従来のストップウォッチを利用した分析と比較しておよそ4倍の改善スピードを実現している。

Ollo Factoryは、カメラひとつで工場の作業を解析可能な画像認識ソフトウェア。作業現場の動画をアップロードするだけで、AIが自動的に繰り返し作業を検出し、24時間365日の作業を自動的に計測する。このソリューションは気になる現場を一定時間撮影するだけでAIが自動で現場の問題点をピンポイントで洗い出すため、忙しい作業スタッフでも利用ができる特徴を持つ。

  • 動画をアップロードして利用可能

    動画をアップロードして利用可能