デジタル変革を支援するアイデミーと企業向けにボードゲームを使った研修サービスを提供するサーカスは6月18日、協業を開始したことを発表した。GX(グリーントランスフォーメーション)人材の育成に向け、オンラインゲームを活用した研修を共同で実施するという。

  • アイデミーとサーカスが協業を開始する

    アイデミーとサーカスが協業を開始する

GX人材育成に向けた研修を提供

両社は今回の協業により、知識を底上げするための座学研修と、GXを体感しながら学ぶためのオンラインゲームを組み合わせて提供する。GXの理解を深めることを目指す。

具体的には、サーカスが提供する、GXが企業成長にどのように影響するかを財務とマーケティングから体感できる企業経営オンラインゲーム「GXこうじょう」を活用して、ゲームで学ぶGX要素と実際の技術動向の橋渡し研修をアイデミーが提供する。

また、今後はより実態に則したGX要素を反映するなど、「GXこうじょう」の高度化を含めて研修効果の最大化に向けた協力を継続するとのことだ。

知識獲得のためのリテラシー研修としての利用のほか、GXをテーマとして企業の目指す姿や横断的な課題を部署を超えて学び議論する場として、法人の階層別研修やエンゲージメント研修としての活用に対応する。

「GXこうじょう」の概要

「GXこうじょう」は工場を舞台にした4人対戦型のボードゲーム。各プレイヤーは設備や人材への投資、製品の製造、販売を行い、8期が終了した時点で最も資産が多いプレイヤーが勝者となる。

当ゲームで多くの売上を上げるためには、市場ニーズの変化に合わせた意思決定が求められる。プレイヤーは企業の経営を疑似体験することで、環境に配慮した経営の重要性だけでなく、マーケティング戦略や財務会計といったビジネススキルを実践的に学べるという。

また、「マーケティングファクトリー」は「GXこうじょう」をオンライン上で複数人プレイ可能にしたデジタルゲーム。デジタル版である特性を生かして、経営における財務諸表(PL,BS,CF)の自動出力や、経営状況の財務分析を自動的に行う機能が追加されている。