ファッション事業のシーズメン、FEIDIASと資本業務提携 AIモデリング技術を活用した新業態を開発

ファッション事業・メタバースファッション事業を展開するシーズメンは6月14日、AIを活用したセールスプロモーション、および商品企画開発、ブランディング企画事業を展開するFEIDIASと資本業務提携契約を締結すると発表した。国内AI先端モデリング技術、および導入におけるイニシアチブの確保、より実践的なAI運用・活用における人的資源の確保においてシナジー効果を目指す。

シーズメンは、変化の激しいファッション業界において30年以上にわたりアパレル小売事業を展開。メタバース領域とリアルワールドを結びつける「ポリゴンテーラー」プロジェクトなど、常に新たな挑戦を続けるコア・バリューを持ち続けており、これまでの挑戦で培ったノウハウを活かした実践的なコンサルティング事業も提供するなど、多角的な事業展開を通じた成長を目指す姿勢がカンパニーカルチャーとして根付いている。

FEIDIASは「未来のエンターテイメントの新標準を築く」というビジョンのもと、「才能を諦めない時代を創る」をミッションに掲げ、実在する才能溢れるベースモデルたちの個性を融合し、新たな非実在のアイコンをAIモデリングによって創出している。

FEIDIASが生み出すアイコンには「夢」「挫折」「希望」が詰まっており、そのストーリーにより、従来のAIモデルが克服できなかった非実在性による共感性の欠如という課題を克服することで、リアルとヴァーチャルの垣根を超える新たな時代のアイコンとなり得る可能性を持ち、AIモデリングを通じて新たな価値を創造する。

シーズメンは、今回のFEIDIASとの資本業務提携により期待されるシナジー効果の1つに、先端AIモデリング技術の国内でのイニシアチブを挙げた。FEIDIASの経営陣は、国内アーティストマネジメント、音楽プロデュース、ファッションおよびラグジュアリーブランドマネジメント等で著名な実績を持ち、より実践的なAI技術のアパレル分野への活用が期待されるとしている。

さらに両社は、先端AIモデリング技術を利用した、新業態の開発企画の検討を開始する。 FEIDIASは、TikTok、Instagram等のSNS運用等でも高い知見を有しており、今後、EC分野での商品企画・開発、実践的AI導入等の新たな事業展開に加え、Z世代をターゲットとした企画も積極的に展開するとしている。

シーズメンは、FEIDIASとの資本業務提携の一環として、今後の時代を見据えたリブランディング作業を実施するとし。自社の30年以上にわたるアパレル業界での実績と、FEIDIASの先端的なブランディング能力の融合により、新たな産業価値を創出する考えを示した。