BetaNewsはこのほど、「Apple commits to at least five years of security updates for iPhones」において、Appleが英国の製品セキュリティおよび電気通信インフラストラクチャ法規制(PSTI:Product Security and Telecommunications Infrastructure)に準拠するためにiPhoneのセキュリティアップデートを最低5年間提供することを発表したと報じた。iPhoneユーザーに長期的なサポートを提供する重要な取り組みと伝えられている。

  •   Apple commits to at least five years of security updates for iPhones

    Apple commits to at least five years of security updates for iPhones

英国法準拠のため、iPhoneのサポート期間が明確化

サポート期間が終了した古いiPhoneデバイスであっても脆弱性が発見された場合、セキュリティアップデートが提供されることがあった。しかしながら、いつまでサポートするか明確な期間はこれまで発表されていなかった。Android Authorityによると、Appleが最近iPhone 15 Pro MaxのPSTI準拠ステートメントを公開し、その文書に「最初の供給日から最低5年間」のサポート期間を指定していることがわかった。

この文書の重要な点として、Appleが「最低5年間」と表現していることが挙げられている。これは5年を超えてサポートされることを意味し、それ以上の期間、サポートされる可能性が示唆されている。

PSTI法は英国国内のみを対象としているが、Appleが同じポリシーを世界規模で実施する可能性はある。この変更によりiPhoneのセキュリティアップデートが長期間にわたって保証されることが期待されている。

また、SamsungやGoogleといった他の主要デバイスベンダーが実施している長期サポートと足並みをそろえることになるAppleのこの対応は、他のデバイスメーカーにも影響を与える可能性がある。