Malwarebytesは6月7日(米国時間)、「Google will start deleting location history|Malwarebytes」において、Googleが「タイムライン(旧ロケーション履歴)」のデータを削除すると伝えた。これまでGoogleのサーバに保存されていたタイムラインのデータは削除され、今後は各自のモバイルデバイスに保存することになる。

  • Google will start deleting location history|Malwarebytes

    Google will start deleting location history|Malwarebytes

タイムラインの仕様変更

タイムラインはモバイルデバイスの位置情報を追跡、記録するGoogleのサービス。この機能を使用するとユーザーはGoogleマップ上に移動履歴を表示することができる。これまでタイムラインのデータはGoogleのクラウドサーバに保存されていたが、今後は各自のモバイルデバイスに直接保存することになる。

Googleはタイムラインの利用者に5月末ごろからメールにて仕様変更を通知しており、通知を受け取ったユーザーは指定の期日(通常は2024年12月1日)までにデータの移行と設定を行う必要がある。

影響と対策

Googleのクラウドサーバからタイムラインのデータが削除されると、Webブラウザ版のGoogleマップからタイムラインを利用きなくなる。また、仕様変更後(データの移動後)はタイムラインの利用に最新版のGoogleマップアプリが必須となる。

既存のタイムラインのデータを引き継いでGoogleマップアプリからタイムラインを利用する手順は「デバイスでタイムラインを使用するには、Google マップを更新してください - Android - マップ ヘルプ」から確認できる。

指定の期日までにデータを移行しなかった場合は、過去のタイムラインのデータの一部または全部が失われる可能性がある。詳細はGoogleから通知されるメールに記載されているため、タイムラインの利用者はGoogleからの通知を待つか、またはGoogleに問い合わせる必要がある。