ラックは6月5日、Microsoft Copilot for Securityの導入から運用までをトータルで支援する、「Microsoft Copilot for Security導入・活用支援サービス」の提供を開始すると発表した。
サービスの特徴
「Microsoft Copilot for Security」は米Microsofが提供する、生成AIでセキュリティ運用をサポートする製品。
同サービスでは、「事前準備フェーズ」「検証・導入フェーズ(2カ月間を想定)」「運用フェーズ」という3つのフェーズに分かれている。
事前準備フェーズでは、ユーザーのニーズに応じた導入の流れやPoC支援の流れを、ユーザーと共に定義する。
検証・導入フェーズでは、Microsoft Copilot for Securityを使ったインシデントレスポンスの実践、各機能の使いこなし方、プロンプトの活用方法、運用自動化の提案など、ニーズに応じてサポートを提供する。
Microsoft Copilot for Securityには、Defender XDRなどのサービスに組み込まれている、導入直後から利用できる機能と、より高度な活用を可能にする文章(プロンプト)を使いこなす機能があり、各機能を使いこなせるよう支援する。
運用フェーズでは、利用開始後も、機能追加に合わせた最新情報の報告や質問対応を行い、ユーザーのセキュリティ運用を継続的にサポートする。
早期アクセスプログラム参加でノウハウを蓄積
同社はMicrosoftの早期アクセスプログラム(Early Access Program)に参加して、正式リリース前の段階からMicrosoft Copilot for Securityの活用ノウハウを蓄積したきた。
また、サービスのリリースに先立ち、三井住友トラスト・グループのTrust Baseと、Microsoft Copilot for Securityを活用し、高度なセキュリティ運用の効率化に向けた共同の実証実験を実施したという。