アイリスオーヤマは5月28日、施設の使用電力量を電気系統や設備ごとに可視化して省エネ対策を支援する「多回路電力モニター」を7月29日に発売開始することを発表した。同ソリューションは本体1台と施設の分電盤を接続するだけで、施設の照明や空調、コンセント、冷蔵ケース、動力設備など、最大16系統の使用電力量を系統別にパソコンやタブレットから確認できる。

これにより、電気系統や設備ごとの電力使用量が明確になるため、使用状況に合わせて省エネ対策を実施できる。月額サービスの省エネサポートプランに加入する場合、多回路電力モニター運用中に使用電力量が急激に上昇した際に知らせる異常アラート機能や、最大需要電力を予測・監視して管理者にメールや発報で知らせるデマンドアラート機能といった省エネアシスト機能も利用可能。

多回路電力モニターを通じて分電盤から収集したデータは、無線通信システムを通じてクラウドに保存し管理できる。このデータは日時別の電力レポートとして抽出でき、設備単位での省エネ対策に活用できる。また、通信の無線化により工事を不要とし、導入費用や施工時間を削減しているという。

  • 無線通信により工事が不要

    無線通信により工事が不要

使用電力量を可視化する「基本プラン / 2980円(税別)」と、省エネアシスト機能を追加した「省エネサポートプラン / 3,980円(税別)」を提供。初期費用不要で施設ごとに異なる省エネ対策のニーズに対応する。

  • アシスト機能を提供する

    アシスト機能を提供する