Webアプリケーション開発などを手掛けるフェンリルは5月28日、2024年4月23日に新たなビジネスの創出とデザインと開発の拠点として、米国に現地法人「Fenrir North America Inc.」を設立したことを発表した。これを拠点に営業・マーケティング活動を強化し、米国市場で事業拡大を図る。なお、同社のCEOは嶋田時久氏が務める。

Fenrir North America 開設の背景

フェンリルでは、創業当時より「1億人のファンをつくる」という思いを掲げ、ブラウザの「Sleipnir」をはじめとした自社プロダクトの開発や共同開発事業を行ってきた。同社は、大規模なマーケットが展開される米国で「1億人のファン」の実現へとよりいっそう歩みを進めていきたい考え。

また、昨今の日本企業にもたらされているビジネスチャンスがフェンリルにとっての機会でもあると捉え、これまでにないシナジーを市場で生み出すことを意図しているという。

設立の目的

これまでにフェンリルは中国子会社として成都、大連、上海の3拠点でアプリ開発に取り組んできた。

今回の米国進出では、新たに組織された専門チームが主体となり、日本国内だけでなく中国子会社のメンバーとともに、フェンリルのデザインと技術を、幅広い分野で提供することを目指していく。