東京消防庁は、消防や救急活動にデジタル先端技術を活用する「INNOVATION PROJECT 2024」の公募開始を発表した。4月1日の時点で14,133,086人(対前年同月比69,522人/東京都の人口(推計)-令和6年4月1日現在)と年々増加する東京都内の人口だが、人口の集中により様々な課題が生じる。なかでも消防や救急活動など人命にかかわりかねない課題には急務の解決が必要だ。

2023年の「消防行政に関するデジタル先端技実装に係る実証検証の協働企業の募集」で官民連携による実証事業をスタートさせている東京消防庁は、2回目となる公募「東京消防庁 INNOVATION PROJECT 2024」を開始し、協力企業を募っている。特設サイトに設置してある公募テーマは、

  • 救急需要予測による救命率向上及び効率的な部隊運用(テーマ詳細)
  • 119番通報内容のリアルタイム多言語翻訳通報内容の緊急度判定(テーマ詳細)
  • 緊急走行操縦訓練シミュレーション(テーマ詳細)
  • 緊急走行車両の事故防止支援システム(テーマ詳細)
  • 大規模土砂災害現場における土砂災害発生危険情報等の定量化(テーマ詳細)
  • 救急活動における情報管理の効率化(テーマ詳細)
  • 建築物の存否及び建築面積やテナント情報等の効率的な取得(テーマ詳細)
  • 自衛消防技術試験における問題作成の効率化(テーマ詳細)
  • 建物や財産の管理に活用できるWindows用PDFレイヤー編集ソフト(テーマ詳細)
  • 消防学校におけるデジタル教育の推進(テーマ詳細)

応募要件や審査基準など詳細は公式サイトに掲載。同サイトからダウンロードできる応募要領を2024年6月30日までにフォームから送信することで応募できる。