Emurasoftは5月23日、「EmEditor」にセキュリティのためAIを無効化する機能を追加した最新版「EmEditor v24.2.0」をリリースした。
AIセキュリティの強化と[お気に入り]機能を強化した最新版「EmEditor v24.2.0」
最新バージョン「v24.2.0」では企業ユースからの要望に応え、AIを通した情報漏えいを避けるためにAI機能を完全に無効するボタン[AIを無効にする (コンピューター毎)]を追加。fetch関数を使用するすべてのマクロとAI機能をレジストリ設定で停止、外部ネットワークへの接続を抑止する。AIに関しては「gpt-4o」が既定の優先モデルになり、日本語執筆時に不要スペースが提案テキストに含まれないように調整する機能改善も行われている。AI関連機能は、Professional版のみの提供となる。
またユーザーからの要望を反映した[お気に入り]ツールバーを実装。ツールアイコン下のスペースに設置され、[お気に入りに追加]コマンドで選択し、ファイルを追加できる。カーソル位置も保存できる機能で長いソースコードなどでは重宝されそうだ。
Professional版では、[カスタマイズ]ダイアログボックスの[お気に入り]メニューが強化され、アイコン、デザイン、表示方法などの設定が可能になった他、お気に入り登録のファイル一覧表示や各ファイルのカーソル位置編集など[お気に入り]を活用できる機能が追加されている。マクロの新機能はProfessional版のみとなるが、特定のキーが押下されているかを検出する「GetKeyState」メソッドがShellオブジェクトに追加されている。
本バージョンよりセキュリティ強化の一環として、コンピューター単位のインストールサポートを終了。インストーラーはユーザーベースのインストール専用のものとなり、不正ライセンスが入力されると直ちに問題が表示されるようになった。[製品登録]ダイアログボックスで登録キーを入力する際もメールアドレスを入力する仕様に変更されている。上記以外の詳細な新機能・変更点については、Webサイトで確認できる。