パーソナルAIの開発と実用化を進めるオルツは5月8日、Stability AI Japan(以下、Stability AI)と共同で、音声や画像、映像における生成AIの新たなユースケース確立に向けた連携を開始することを発表した。

連携による取り組みの内容

両社は今回の連携によって、オルツが持つ深層学習やLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)などのAI技術と、Stability AIが持つ生成AI技術を活用した研究開発を加速させ、新たなコンテンツの創出や既存メディアコンテンツの再構築といった分野での応用を推進するとのことだ。

連係の背景

ChatGPTの台頭などを受けて、LLMや生成AIへの期待は膨らむ。しかし社会実装されたプロダクトはグローバルでもいまだ多くはない。資金調達実績や開発人材、開発ノウハウ、およびそれをら活用したプロダクト開発に強みを持つオルツとStability AIが連携することで、日本市場に根ざした生成AIのユースケース確立を目指すという。

特に日本市場はアニメなどの豊富なコンテンツを有することから、クリエイターとカスタマーの双方の質も高く、両社はこれらの分野でグローバルに先駆けたユースケースを日本から生み出すとしている。