Microsoftは現地時間23日、最新版のMicrosoft Edgeにおいて、Webのテキスト編集領域でCopilotをインライン活用できるAI Compose機能をリリースしたことを公式ブログでアピールした。最新版のMicrosoft Edge 124に搭載されたCompose(作成)機能は、EdgeのCopilotエリアにある作成から利用できるもので、フォームなどWeb上のテキストエリアやメール、ブログなどEdgeで開くテキスト領域にAIでの文章を入力できるパーツが用意されている。

実際に試してみると、[執筆分野]の入力欄にプロンプトを入れて、"プロフェッショナル""カジュアル""熱狂的""情緒的""面白い"などの[トーン]を追加、[短い][中][長い]から文書量を選び[下書きの作成]ボタンを押すと編集可能なプレビューエリアに追加。プレビューエリアに生成された文書に編集を加えたり、推敲したりとオリジナルに精錬し、そのまま[サイトに追加]ボタンを押すと開いているWebページのフォームに入力されるという具合だ。[設定]→[言語]の文書作成支援からオン/オフを切り替えられる。

  • フォームを用いた実際の入力

    フォームを用いた実際の入力

HTMLのフォーム機能はWeb初期から変わっておらず、いまでも重要な機能であるとしながらWeb上のテキスト編集の改善の重要性を説く公式ブログでは、HTMLのinputやcontenteditable属性を持つ要素、アドレスバーなどでWindows Inkを用いた入力が可能になることやWebベースの編集エクスペリエンス向上を図るEditContext API、ブラウザのテキスト予測機能や今回のインライン作成機能を無効にできるHTMLのwritingsuggestions属性などを紹介しながら、Web上でのテキスト編集はこれまで以上に重要になっており、これらの課題に新しいAPIとブラウザー機能でユーザーと開発者のエクスペリエンスを向上させられると結んでいる。

  • Windows Inkのサポートによりジェスチャーのような使い方も

    Windows Inkのサポートによりジェスチャーのような使い方も可能。図では入力、走り書きで削除、縦線でスペース追加、横線で改行を示す(公式ブログより)