SalesPlusと電通、unerryは4月2日、テレビCM接触者の来店・購買を計測・分析し、メディアプランニングをサポートする「TV de Sales+」の提供を開始したことを発表した。
TV de Sales+の概要
TV de Sales+は、電通が提供するテレビ実視聴データを用いたオンライン・オフラインの統合マーケティング基盤「STADIA」と、unerryのリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」がAI推定する全国小売店の来店データ、ならびに小売企業が提供する購買データの掛け合わせにより、テレビCM接触者の店舗来訪や購買のアップリフトの計測・分析が可能なサービス。
同サービスにより、テレビCM接触者のうち来店・購買した割合をフルファネルで計測可能。また、小売企業の提供する購買データに基づき、購買につながった客層の年代・性別やライフスタイル(単身、DINKS、DEWKSなど)がわかるほか、テレビCMが新規顧客の来店や購買にどの程度影響しているかや、最後の接触からの経過日数などの詳細分析も可能だという。
さらに、テレビCM接触時間帯別・曜日別の来店率・購買率の計測や、放送局別の来店率・購買率の算出により、どの放送局で、どの曜日の、どの時間帯にテレビCMを放映することが来店・購買上最も効率がよいかを明らかにするとしている。
なお、トライアルカンパニーが放映したテレビCM(食品カテゴリー商材、飲料カテゴリー商材)に対し、テレビCM広告への接触からの来店率、来店者購買率および新規購入者比率をフルファネルでみると、商材による傾向の違いが確認された。
加えて、テレビCMに接触した曜日・時間帯別の来店率、および放送局別の来店率計測も行った結果、テレビCM放映時間帯ごとの来店寄与度や、放送局別の来店寄与度が明らかになったという。
また、初回のテレビCM接触から何日後に来店しているかの計測も行い、テレビCM接触者における来店者のうち約60%は7日以内に来店していることが判明したという。