ZOZOは3月29日、同社が運営するファッションEC「ZOZOTOWN」において、商品注文日の5日後から10日後までに発送する「ゆっくり配送」を、4月2日から試験導入すると発表した。注文から発送までのリードタイムが通常配送よりも最大で6日長くなる。ゆっくり配送を選択したユーザーには買い物で使用できるポイントが付与される。配送ドライバーの負担軽減やCO2排出量の低減につなげる考えだ。

  • ZOZOTOWN、商品注文日の5日後から10日後までに発送する「ゆっくり配送」を試験導入

    ZOZOTOWN、商品注文日の5日後から10日後までに発送する「ゆっくり配送」を試験導入

試験期間は4月2日から4月22日まで。商品注文時に「注文内容の確認」画面でゆっくり配送の選択が可能になる。

  • 商品注文時に選択できる

    商品注文時に選択できる

物流業界では、働き方改革関連法の施行による「2024年問題」への対応に追われている。同社はゆっくり配送や「置き配」といった新たな配送の選択肢を拡充することで、配送ドライバーの負担軽減につなげる。

また今回の試験導入により、商品を複数回に分けて注文した際に1つの注文としてまとめて配送する機能の促進や、繁閑に応じた発送作業の分散による配送の効率化など、さらなる効果を見込んでいる。今後は、発送までのリードタイムを活用したモーダルシフトの実施なども検討してていくとのことだ。