Python Software Foundationは3月20日(現地時間)、「Python Software Foundation News: Announcing a PyPI Support Specialist」において、PyPIのサポートに取り組むフルタイムの専属エンジニアとして「PyPI Support Specialist」を募集中だとアナウンスした。

PyPIはPython用のサードパーティー ソフトウェア リポジトリーで、50万を超えるオープンソースのPythonパッケージが登録されている。これまでPyPIは主にボランティアによって運営されてきたが、規模が大きくなるに連れて運営の負担が増したことで、フルタイムで働く人材の雇用を決めたという。

  • Python Software Foundation News: Announcing a PyPI Support Specialist

    Python Software Foundation News: Announcing a PyPI Support Specialist

PyPI Support Specialistの役割

PyPI Support Specialistの募集に関する詳細は、次の募集要項にまとめられている。

PyPI Support Specialist主な役割としては、パッケージのオーナーやユーザーからのさまざまなサポートリクエストの処理や、不正利用のレポート、PyPI エンドユーザー ドキュメントの改善や統合、保守、PyPI管理者へのフィードバックとガイダンスの提供、コミュニティー向けのサポート応答時間に関する定期レポートの作成などが挙げられている。

基本的には、PyPIのユーザー向けサポートすべてに責任を負うことになるという。また、毎年開催される「PyCon US」に参加する意欲があることも条件に含まれている。

PyPI Support Specialistへの応募資格

応募資格は次のようになっている。

  • GitHub Issues/Project、または同様の課題追跡ソフトウェアの使用経験
  • Help Scout、または同様のサポートソフトウェアの使用経験
  • Pythonのパッケージ化に精通していると有利
  • オープンソース コミュニティで働いた経験
  • リモートで働いた経験

仕事はフルリモートであり、世界中から応募できるとのこと。ただし、チェックインとコラボレーションのために米国東部/中部タイムゾーンで週に2〜4時間の時間を確保する必要がある。報酬総額は、資格と経験に応じて70,000米ドルから90,000米ドルの範囲とされている。

応募は2024年5月1日まで受け付けており、上記募集要項ページのフォームより申請できる。