日本生命保険相互会(日本生命)は3月18日、企業・団体向けのストレスチェック集団分析において、新たなアルゴリズムを活用したサービス「SAAGAS(サーガス)」の開発を発表した。
ストレスチェック制度データ活用する新アルゴリズム
Service for Advanced Assessment with Group Analysis for Stress checkの頭文字をとる「SAAGAS」は、労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度設計にも携わった東京大学大学院医学系研究科の川上憲人特任教授との共同研究を進める研究(ニュースリリース)から得られたアルゴリズムをコア技術に据えるもので、手元のストレスチェックデータを活用したPDCA取組や各職場環境要因に応じた具体的な取組を提示する機能、全国・業種平均との比較や部門別の一覧などの機能を備える。
アルゴリズムは、職場環境要因とアウトカム指標(ワークエンゲージメント、生産性等)の相関分析を行えるもので、「SAAGAS」のPDCAでは「心理的ストレス反応」「高ストレス者」「うつ病の発症」「休職」「仕事の満足度」「ワークエンゲージメント」「プレゼンティーイズム」「アブセンティーイズム」8つのアウトカム指標が全国・業種平均比で評価できる。なお、日本生命では2024年中の提供に向けて、3月25日より案内を開始する予定。