オージス総研は3月12日、Microsoft Excelのアドインとして無償で利用できるオープンソースの業務フロー図作成ツール「ADDT(Activity Diagram Drawing Tool)」の最新版「Ver 6.1」のリリースを発表した。ツールはWebサイトよりダウンロードできる。
Microsoft Excelで簡単に業務フロー図を作成できる「ADDT」
「ADDT」は「業務フロー図」をMicrosoft Excelで作成するためのアドイン。業務内容を表すアイコンを表示する「図形描画パレット」を使用し、業務フローの見本「レーンテンプレート」にアイコンを貼り付けながらフロー図を簡単に作成できる。オープンソースソフトウェアとして無償で提供されるが「図形描画パレット」の強化カスタマイズやリンク先のチェック機能など有償のオプションも用意されている。
最新バージョン「Ver 6.1」で待望の「新旧業務フローの差分比較機能」を追加
最新バージョン「Ver 6.1」では、インストール手順を更に簡略化しダウンロードしたインストーラーを実行するだけで利用可能になる。機能面では、保存時に発生する図形のずれ、線のゆがみなどをなくす保存機能、作図時の線のゆがみを補正する機能やコネクタに接続されていない線をチェックする機能などが追加。それ以外でも一覧機能の操作性の向上などが図られた他、作業一覧の出力でより業務フローの階層を意識した出力が可能になった。業務効率化機能としては、Excelの所定シートのデータから作業図形を自動生成する機能なども追加されている。管理機能面では、要望が多かった新旧業務フローを比較し異なる点をわかりやすく表示する「新旧業務フローの差分比較機能」が追加された。
「Ver 6.1」はWindows 10、11に対応、Microsoft Office2013(Windows 10のみ)、2016、2019、2021及びそれらのバージョンと同レベルのMicrosoft365に対応する。最新バージョンでは、オープンソースソフトウェアとしてより改変がしやすいようソースコードが整備されている。Webサイトよりインストーラー、操作マニュアルがパッケージされたファイルをダウンロードできる。