NTTドコモは3月6日、オリックスとの間で株式譲渡契約を、オリックスおよびオリックスの子会社であるオリックス・クレジットとの間で株主間契約をそれぞれ締結したことを発表した。譲渡後の株式比率はNTTドコモ66%、オリックス34%。

これにより、オリックス・クレジットはドコモの連結子会社となる。また、株主間契約において、NTTドコモとオリックス・クレジットは資本業務提携を行う。

業務提携の概要

両社はdスマホローン事業の更なる拡大に向け、与信力強化・オペレーションの高度化を開始する。また、ユーザーのライフステージやニーズに応じた新たなローン商品の共同開発・販売や、NTTドコモのメディアおよび販売チャネルを活用したオリックス・クレジットの既存事業の強化、両社のデータを活用した一人一人への最適な商品提案などに取り組む。

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    業務提携の取り組み

業務提携の目的

NTTドコモは「あなたと世界を変えていく」をブランドスローガンとし事業を推進する。スマートライフ事業では金融・決済領域を事業の柱として取り組みを拡大し、ユーザーがワンストップで金融サービスを利用できるよう、「dカード」や「d払い」などのキャッシュレス決済サービスを起点に複数の金融サービスを展開する。

今回、オリックス・クレジットと提携することで、NTTドコモが持つdポイントクラブ9876万人の会員基盤と、オリックス・クレジットがこれまで長年培ってきた融資事業のオペレーション力、個人向け融資の与信ノウハウ、融資分野における新サービス開発力などの強みを掛け合わせ、さらに幅広い金融サービスの展開を目指すとしている。