LINEヤフーが運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」は2月22日、総務省と連携してグラフィックによる情報リテラシーに関する普及啓発の取り組みを開始したことを発表した。第1弾として「ネットで情報を拡散する前の心がけ」などについての画像をYahoo!ニュースに掲載する。
取り組みの背景
近年、新型コロナウイルスや地震、その他災害などに関する情報をはじめとして、インターネット上で4割の人が週に1回以上偽・誤情報に接触しているとされている。また1月に発生した能登半島地震に関しても同様に多くの偽・誤情報が拡散され、総務省からもインターネット上の偽・誤情報に対する注意喚起が行われた。
総務省の調査では、インターネットで流れる情報全般の真偽を見分けることについて「自信がない」(34.8%)が、「自信がある」(28.5%)を上回るなど、正しく情報を受け取ることに対し不安を感じる層もいることが分かっているという。
このような背景から、Yahoo!ニュースでは、ユーザーがインターネット上の情報をより正しく理解し、適切に活用することができるよう、総務省と連携して、情報リテラシーに関する普及啓発の取り組みを開始した。
第1弾の概要
第1弾として、「ネットで情報を拡散する前の心がけ」と、「これ、正しい情報?ファクトチェックのポイント」についてのグラフィックをYahoo!ニュースに掲載するという。なお、制作されたグラフィックは「Yahoo!ニュース」やYahoo! JAPANの各サービスおよび総務省の講演資料や周知啓発用教材などでの活用を予定している。
今後も、Yahoo!ニュースは今後もユーザーに役立つ情報を、より早くよりわかりやすく伝えるべくさまざまな取り組みを進めていきたい構え。