サイバーエージェントの連結子会社であるAI Shiftは2月20日、CAリスキリングパートナーズを統合して企業の生成AI活用支援を強化するとともに、新卒社員向け研修パッケージ「生成AI徹底理解リスキリング」講座の提供を開始したことを発表した。
サイバーエージェントでは社内における生成AIの活用を推進するため、全社員向けに「生成AI徹底活用コンテスト」や「生成AI徹底理解リスキリング」を実施。今年1月からは「生成AI徹底理解リスキリング」カリキュラムを外部向けの講座としても提供している。
同社における人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」のほか、独自大規模言語モデルの開発者や実際にサービスへの生成AI実装を担当する開発者など生成AIを活用する有識者が開発に携わり、監修を行っているという。
今回提供を開始する「生成AI徹底理解リスキリング」講座では、「新卒社員向けにデジタルリテラシーを高められる講座を提供したい」「生成AIを学習させたいけど何から学ばせるべきわからない」といった企業向けに、新卒社員のデジタルリテラシーを高めることを目的に、生成AIの基礎から活用方法まで伝える。
社会人として今後必要になるデジタルリテラシーをはじめ、生成AIに関する基礎的な知識の習得、生成AIを実業務に生かすためのプロンプトなどの活用手法を学べるほか、新卒社員に特に求められる著作権侵害や情報漏洩といったリスク面に関する内容も組み込まれているという。
同カリキュラムは、サイバーエージェントで人事として新卒社員育成を経験したリスキリング事業の事業責任者や、生成AIに精通している社員が講師となり、2024年4月入社の新卒社員向け研修として、実施を希望される企業からの受付を2月20日より開始している。
講座名は、『デジタルリテラシーを高める「生成AI徹底理解リスキリング」~すぐに使える生成AI~』で、講座形式はオフライン研修。参加人数は20名から、期間は全2~3回(合計4~6時間)。
アジェンダは以下のとおり。
- これからの社会人に求められるデジタルリテラシーとは
- 生成AIがもたらすインパクト
- ChatGPTってそもそも何?
- ChatGPTで注目を浴びた「大規模言語モデル」とは?
- 生成AIから学ぶ、社会人としてのコンプライアンス意識
- 生成AIを活用する上でのリスクと注意点
- 業務での活用法をイメージできる、生成AI体験ワークショップ
参加申し込みや問い合わせは、こちらのWebサイトより行える。