翔泳社主催のディベロッパーの祭典「Developers Summit 2024」が2月15日ベルサール羽田空港で開催された。その年のITエンジニアが業務、趣味などでおすすめしたい技術・ビジネス書をWeb投票し顕彰する「ITエンジニア本大賞2024」の最終審査プレゼン大会と大賞の授賞式が行われ、当日会場では最終ノミネートされた書籍の著者や編集者がプレゼンを行い自著のアピールを行った。
「ITエンジニア本大賞2024」の最終審査プレゼン大会にノミネートされた6冊は?
2014年より開催され今回で第11回目の開催となる「ITエンジニア本大賞2024」。対象書籍は過去の大賞受賞書籍は除き、昨年の1年でIT技術者としてお勧めする技術書・ビジネス書全般で出版社、刊行年を問わない内容となっている。技術書・ビジネス書を6冊まで選べるWeb投票を実施し、その中からベスト10に選ばれた合計20冊を選出。上位3冊の著者・編集者が最終審査としてプレゼンを行い、最後に会場でのWeb投票を経て大賞が決定される。事前のWeb投票で選出された20冊はWebページで確認できる。
2024年度最終審査に残った技術書・ビジネス書は以下の6冊となった。
●技術書部門
・「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」 著者:Mana(出版社:SBクリエイティブ)
・「『技術書』の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック」 著者:IPUSIRON / 増井敏克 (出版社:翔泳社)
・「単体テストの考え方/使い方 プロジェクトの持続可能な成長を実現するための戦略」 著者:Vladimir Khorikov / 翻訳編集:須田智之 (出版社:マイナビ出版)
●ビジネス書部門
・「チームを動かすIT英語実践マニュアル」 著者:ラファエル・ヴィアナ (出版社:アルク)
・「何歳からでも結果が出る 本当の勉強法」 著者:望月俊孝 (出版社:すばる舎)
・「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本 交渉・タスクマネジメント・計画立案から見積り・契約・要件定義・設計・テスト・保守改善まで」 著者:橋本将功 (出版社:翔泳社)
最終審査プレゼン大会の司会進行役は、クラスメソッドの高柳謙さんが担当。特別ゲストとして2023年に「良いコード / 悪いコードで学ぶ設計入門」で技術書部門大賞を受賞したスタメンの仙塲大也さんと「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」の著者でアトラクタの吉羽龍太郎さんを迎え、両氏がプレゼンに関するコメントや特別賞の授与を行った。
大賞に輝いた「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」と「チームを動かすIT英語実践マニュアル」
プレゼン終了後、会場でスマートフォンやタブレット等を使ったオンライン投票が行われ、その場で「ITエンジニア本大賞2024」の大賞と特別賞の発表と賞の授与式が行われた。大賞には技術書部門が「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」のManaさん、ビジネス書部門が「チームを動かすIT英語実践マニュアル」のラファエル・ヴィアナさんが選ばれた。特別賞はManaさんの「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」、IPUSIRONさんと増井 敏克さん共著の「『技術書』の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック」が選出され、Manaさんの「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」は大賞と特別賞のダブル受賞となった。