PwCコンサルティングは2月6日、人事領域のデジタルトランスフォーメーション(HRDX)の成熟度を診断するサービスの提供を開始したことを発表した。

サービスの内容

同サービスでは、「人事戦略」「人事・IT機能/人材」「データガバナンス」「ITアークテクチャ」「人事プロセス」の5つの視点で構成される成熟度モデルに基づいた、約60の診断項目を利用する。この診断項目に基づきコンサルタントがヒアリング調査を行うことで、各社固有の事情や実態を踏まえた成熟度の診断結果レポートを提供するという。

あわせて、レポートにおいて優先的に変革を進めるべき領域を特定するため、変革施策の計画・実行へ活用することが可能となっている。

  • 人事DX 成熟度モデルの枠組み

    人事DX 成熟度モデルの枠組み

サービスの特徴

サービスの特徴としては、人的資本経営、グローバル経営といった戦略面から、人材マネジメント再構築やテクノロジー活用の土台となる人事とITの機能面、各人事プロセスでのデータドリブンの人事、エンプロイー・エクスペリエンスまで多様な視点を含む人事領域の包括的な診断項目による分析により、全体最適視点で課題を特定したHRDX成熟度の診断結果レポートを提供することが挙げられている。

これに加えて、標準的なサービス提供期間として、ヒアリング調査から結果レポートの提供まで、約2週間程度という短期間での診断が可能なことや、PwCが保有する企業のHRDX動向に関するデータから得られる独自の示唆を診断結果に反映することで、他社の動向を踏まえた自社の課題特定、施策検討に結び付けることが可能であることも特徴として挙げられている。

今後同社は、同サービスを通じて多くの企業が自社の課題を発見し、テクノロジー活用による人事変革を推進する起点となることを期待しており、顧客に質の高いサポートを提供し続けていきたい構え。