トレンドマイクロは1月9日、2023年のサイバー脅威動向に関する記者説明会を開催した。冒頭、セキュリティエバンジェリストの岡本勝之氏は、「2023年は、日本の安全保障に影響を及ぼすサイバー脅威が表面化した年だった」と語った。
岡本氏は、安全保障に及ぼすサイバー脅威として、「サイバーサボタージュ」「サイバーエスピオナージ」「インフルエンスオペレーション」を挙げて、それぞれについて説明した。
- サイバーサボタージュ:システム停止や設備の破壊など、直接的な実害を与えるサイバー攻撃
- サイバーエスピオナージ:政府機関や企業の情報を盗み出す諜報活動を行うサイバー
- インフルエンスオペレーション:サイバー空間上の影響力工作