freeeは12月21日、freeeカード Unlimitedの利用明細をfreee会計にリアルタイムで同期できるという「freeeカードで経理」機能を提供開始した。同期したカード利用明細とカード利用者が提出したレシート・領収書の証憑を確認しながら、一覧画面から取引登録が可能とのこと。
コーポレートカード決済の課題
従業員のコーポレートカードでの決済は、立替経費精算に比べて精算の手間が少ないこと、従業員が立替負担をしなくてよいこと、リアルタイムに費用の情報回収ができることなどのメリットがある。
その一方で、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応により、コーポレートカード利用時にも領収書などの適格情報を含む証憑を回収する必要があるため、証憑回収の業務が発生し、経理担当者の業務負荷が上がる課題があるという。
新機能の4つの特徴
新機能では、1)freeeカード Unlimitedカード決済後、証憑を提出用の通知(メール・slack)またはカード管理画面から提出、2)提出した証憑は同機能でカード利用明細と自動で紐付き、証憑はfreee会計のファイル・ボックスに保存、3)同機能で紐付いた証憑は自動で適格請求書か判定、4)同機能の一覧画面から証憑とカード利用明細が紐付いた状態で取引登録が可能というフローで、証憑回収から仕訳が可能になるとのこと。
カード決済後は、その場で写真を撮影し証憑を提出することで証憑提出の催促が不要になるため、回収業務も効率化できるとしている。
また同機能では、管理画面から証憑の提出状況を確認できるため、経理担当者は提出漏れを一目で確認可能だという。