GoogleがいよいよChromeにおけるサードパーティクッキーの廃止に向けて本格的に動き出す。2024年1月4日に1%のユーザーを対象にクロスサイト追跡を制限する「Tracking Protection」のテストを開始し、同年後半には対象を全ユーザーに拡大するとしている。

Googleの動きは、数年前からサードパーティクッキーの廃止を進めてきたFirefox、Apple Safariの動きに続くもの。今回の発表は、5月に発表していた計画に沿うものとなる。

2024年1月4日にスタートするTracking Protectionは、Webをブラウジング時にサードパーティクッキーをデフォルトで制限し、ユーザーを追跡する機能が制限される機能。ランダムに選ばれたChromeユーザー(デスクトップとAndroid)の1%が対象となる。

動作するためにサードパーティクッキーが必要なサイト、ページを複数回更新した場合など問題が発生していることをChromeが検出した場合、アドレスバーの右にある目の形をしたアイコンより、そのWebサイトのサードパーティクッキーを一時的に有効にするオプションが表示されるという。Tracking Protectionは2024年後半に全ユーザーに拡大する予定だ。