NECネクサソリューションズは12月13日、愛知県碧南市と自治体業務における生成AI活用に関する連携協定を12月12日に締結し、2024年4月より共同検証を開始することを発表した。

  • 協定締結式の様子(左から碧南市 市長 禰宜田政信氏、NECネクサソリューションズ 代表取締役執行役員社長 木下孝彦氏)

    協定締結式の様子(左から碧南市 市長 禰宜田政信氏、NECネクサソリューションズ 代表取締役執行役員社長 木下孝彦氏)

共同検証の概要

事前に行われた碧南市での生成AI活用に関する職員提案では、多くのユースケースが提案され、その中から「スポーツ推進計画等、計画案の策定支援」「条例・規程案等、文書作成における校正・添削等の支援」「集客施設におけるイベントアイデア創出等の支援(碧南海浜水族館など)」という3つのテーマについてLLM(大規模言語モデル)の業務活用に関する共同検証を進めることとなったという。

スポーツ推進計画等、計画案の策定支援では、過去の自治体の実施計画など、AIが参照・学習する情報の選定や計画案作成支援のための手続きプログラムの検証などが行われる。 また条例・規程案等、文書作成における校正・添削等の支援では、対象となる文書や生成AIへの指示文(プロンプト)の検証、集客施設におけるイベントアイデア創出等の支援では対象となる業務や生成AIへの指示文(プロンプト)の検証などが行われる。

NECネクサソリューションズは今回の検証を通じ、自治体での職員の創造的な業務における情報整理、ノウハウ継承、検討案の推敲などを支援するサービス創出することで、職員および住民のウェルビーイング向上に貢献する構え。