Microsoftは12月4日(現地時間)、Windows 11向けにプレビュー版の更新プログラム「KB5032288」をリリースした。この更新プログラムには、Copilotに関する新機能の追加に加え、デスクトップのデフォルトの背景をWindowsスポットライトにする変更などをはじめとする、多くの修正が含まれている。
KB5032288は、2023年12月12日(火)に予定されている月例アップデートのプレビュー版にあたる更新プログラムである。AIアシスタントのCopilot in Windowsは依然としてプレビュー版の扱いだが、問題の修正だけでなく、積極的な機能強化も行われている。
例えば、複数のディスプレイを使用している際にも、各ディスプレイでタスクバーのアイコンをクリックしてCopilotを表示できるようになった。また、[Alt]+[Tab]キーでCopilotのサムネイルプレビューが表示されるという機能も追加された。ただし、これらの機能は初期段階では少数の対象ユーザのみに展開され、その後数か月をかけてより多くのユーザにロールアウトしていく計画だという。
KB5032288におけるその他の新機能としては、次の項目が挙げられている。
- Windowsスポットライトがデフォルトの背景として設定されることがある
- ローカルアカウントでWindowsにサインインしている場合でも、10回まではCopilot in Windowsにヘルプを求めることができる
- かねてより計画されているMicrosoftアカウントの「アカウント関連の通知」機能のロールアウトが開始される
上記のほかに、さまざまな既知の問題に対する修正も行われた。KB5032288はオプションの更新プログラムであるため、自動でのインストールは行われない。インストールするにはWindows Updateから手動で適用するか、Microsoft Updateカタログなどからパッチをダウンロードして適用する必要がある。