GMOグローバルサイン・ホールディングスは11月28日、電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」(以下、GMOサイン)のオプション機能として、AI技術を活用した「AI-OCR 項目自動読み取り機能」(以下、AI-OCR)を11月20日より提供開始したことを発表した。

  • 契約書をアップロードするだけで、契約の締結に必要な項目をAI技術により自動で抽出する「AI-OCR」

    契約書をアップロードするだけで、契約の締結に必要な項目をAI技術により自動で抽出する「AI-OCR」

「AI-OCR」は、AI技術により契約書を自動で読み取り、契約の締結に必要な全20項目を自動で項目化することで、契約書管理体制の効率的な改善を実現するオプション機能。契約ライフサイクルマネジメント(CLM)サービス「GMOサイン 契約レビューパック」において提供される。

新規作成した契約書をアップロードすることで、大規模言語モデルのAPIを活用して、契約期間や契約情報(契約金、自動更新の有無等)や、当事者の情報(会社名、代表者名、住所等)等、契約締結に必要となる20項目を自動的に抽出して保存する。企業や担当者は、契約書の全文に目を通さなくても、抽出された項目欄を見れば必要とする情報を確認でき、契約内容の確認スピードと正確性の両立を可能にする。

自動抽出は手作業で起こり得る項目漏れ等のリスクが軽減し、データ抽出においても一貫性のある情報が確保される。企業担当者にとっては「AI-OCR」が抽出したデータの確認作業のみで済むようになるため、入力ミス等のヒューマンエラーを未然に防ぐことができ、作業全体の工数削減が期待できるという。

なお、GMOグローバルサイン・ホールディングスは12月13日(14:00〜15:00)、「GMOサイン」を導入検討中の企業に向けたWebセミナーを開催し、「AI-OCR」の詳細情報および「AI-OCR」をオプション機能として追加する「GMOサイン 契約レビューパック」についての解説を行う。参加希望者は、こちらのページより申し込むこと(申し込み期限:12月12日18:00まで)。