ESETは11月14日(現地時間)、「Level up! These games will make learning about cybersecurity fun」において、サイバーセキュリティについて楽しく遊んで学べる6つのゲームについて伝えた。
OverTheWire - 無料のオンラインウォーゲーム。複数のゲームが用意されており、環境に保存されているパスワードを見つけ出して次に進む旗取りゲーム(CTF: Capture The Flag)となっている。サイバーセキュリティの知識のない初心者でも利用できる入門用のゲームが用意されている。SSH接続を必要とするゲームが多く、ある程度のコマンドライン操作の経験が求められる。
TryHackMe - 仮想ラボの形式でさまざまな実践的シナリオを体験できる無料のサイバーセキュリティ教育プラットフォーム。有償のプレミアム版やビジネス版が用意されており、より多くのコンテンツを利用することができる。このゲームでは基本的なスキルを持つユーザーと、高度なスキルを持つユーザーの双方に合わせたステップ・バイ・ステップのチュートリアルが提供される。与えられるミッションをこなしてレベルを上げながらセキュリティについて学ぶことができる。
Space Shelter - EuroconsumersとGoogleが共同で開発したWebブラウザで遊べるオンラインゲーム。Googleはこのゲームを開発した目的を、オンラインの安全を保つ方法を人々に教えることとしている。シンプルなグラフィックとサウンドにより、ゲームに近い感覚で学習することができる。5つのミニゲームで構成されており、いくつかのセキュリティ知識を学ぶことができる。
Google Interland - 子供向けに開発されたWebブラウザで遊べるオンラインゲーム。サイバーセキュリティの基本的な概念をシンプルに紹介する4つの冒険で構成されており、日本語で遊ぶことができる。Googleの「Be Internet Awesome(最高のインターネットユーザになろう)」プログラムの一部として提供されている。
Potato Pirates: Enter The Spudnet - ネットワークとサイバーセキュリティの概念を学ぶことができる有償のボードゲーム。10歳以上を対象とし、ゲーマー、保護者、教育者を対象としている。このゲームではインターネットレイヤー、クライアントとサーバの相互作用、ネットワークノードなどについて学ぶことができるとされる。
Cyber Challenge - 米国防総省によって作成されたオンラインゲーム。実際のサイバー攻撃を模倣した作りとなっており、これら脅威を検出、軽減、対抗するための戦略を考えることでセキュリティについて学習することができる。
サイバー犯罪の脅威は年々進化を続けており、複雑さを増している。そのような中、インターネットの利用は今後も拡大していくと予想され、生きていく上でサイバーセキュリティは重要なスキルとなりつつある。デジタルに興味がない人にとってサイバーセキュリティは頭痛の種かもしれないが、こうしたゲームが課題克服の効果的なツールとなる可能性がある。これまでサイバーセキュリティに興味がなかったユーザーやこれから学んでいく子供たちには、こうしたゲームを通じて理解を深めていくことができる可能性がある。