ジオテクノロジーズは11月13日、配送計画を効率化するエンタープライズ向けクラウドサービス「経路マトリクスAPI」の提供を開始した。

法人向けMapFan公式サイト

同社の法人向け地図クラウドサービス「MapFan API」の新機能として提供される「経路マトリクスAPI」は、輸送などにおける商用車の移動距離と所要時間を高速計算する機能で、出発地・目的地ともに50点ずつ指定可能で最大2,500件の計算処理を1リクエストで完了できる。地図開発キット「MapFan SDK」を提供するなど物流事業者での採用実績も多い同社は、顧客からの"配送拠点から配送先への距離・所要時間を総当たりで計算して、独自の配送計画策定に活かしたい"というニーズに応えるべくAPI開発に向かい、約30年にわたり手掛けるデジタル地図とカーナビなどオートモーティブ事業で培う高精度なデータを用いたルート検索の高速処理を提供。

従来の1本ごとのルート検索との比較で配送計画における経路距離計算業務の最大96%の時間短縮(東京-大阪間2,500本分の経路計算)を実現している。なお、既存の「MapFan API」ユーザーは、従来の機能に加えて「経路マトリクスAPI」を利用できる。

  • 「経路マトリクスAPI」イメージ(同社資料より)