PwC Japanグループは11月6日、GX(グリーントランスフォーメーション)に関する多岐にわたる課題解決を推進するため、エネルギーの専門性と多様な業界知見を併せ持つGX人材を結集した横断組織をPwCコンサルティングに設立したことを発表した。

今回、設立された組織では、カーボンニュートラルとエネルギー安定供給の両立を目指し、グリーンエネルギーの普及や分散化促進を通じて、多様な業界やクライアントビジネスの新たな価値への転換を支援する。

具体的には、 エネルギー部門の専門人材を中心に社内知見を結集させ、「水素・アンモニアビジネス支援」「脱炭素ビジネス開発伴走型支援」「定置用蓄電池導入・事業化支援」「次世代エネルギー投資支援」「レギュレーションビジネス支援」という5つの領域に注力したサービスを展開していく予定。

特に、次世代エネルギー投資支援の領域では、次世代型太陽光発電設備や次世代蓄電技術、小型モジュール炉による原子力発電(SMR)など、次世代エネルギー領域における海外企業と日本企業とのマッチングを支援する。

また、レギュレーションビジネス支援では、規制や政策動向の変化の速いGX領域において、官公庁出向者等の専門性の高いメンバーにより、監督官庁や規制機関の効率的かつ効果的な制度企画や業務設計を支援していきたい構え。