b8ta Japan(以下、b8ta)と三菱UFJ信託銀行は11月1日、オンラインとオフラインの垣根を超えた顧客調査支援サービス「OMO Data Search」をリリースし、協業を開始することを発表した。b8taは店舗への来店客を対象にオフラインのデータを取得し、三菱UFJ信託銀行は「Dprime」アプリで約30万人のDprime会員を対象にオンラインのデータを同時期に収集する。

今回両社がリリースしたOMO Data Searchによって、b8taへの出品企業はオンライン(アプリ内アンケート)とオフライン(定量・定性)データを活用した統合リサーチレポートを受け取れるようになる。商品リリース前のターゲット策定、出品商品の需要判断やコンセプトの推敲、今後とるべきアクションなど、マーケティング施策が見込めるという。

  • データ取得の概要図

    データ取得の概要図

b8taは国内に4店舗を展開する。各店舗では店内のインプレッション(商品の前を通り過ぎた人の数)、ディスカバリー(商品の前に5秒以上滞在した人の数)などの定量データと、b8taテスターと呼ばれる店舗スタッフが取得した来店客の生の声を定性データとしてマーケティング施策へ活用している。

三菱UFJ信託銀行のDprimeは、情報銀行の仕組みで個人ユーザーのパーソナルデータを企業に提供するサービス。アプリを通じて個人にデータ登録やアンケートを依頼し、その結果をマーケティング施策へ活用できる。個人ユーザーはアンケート回答やログイン、毎月のキャンペーン参加などでポイントやギフトを獲得できる。