日本電信電話(以下、NTT)と中華電信股份(以下、中華電信)は10月25日、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)による国際ネットワーク接続の実現に向けた基本合意書を締結したことを発表した。

両社はこれにより、APN(All-Photonics Network)を中心としたIOWNの通信技術による、日本と台湾間の国際ネットワーク接続の実現およびIOWNに関するビジネスとセキュリティの協業を目指すとのことだ。また、国際ネットワーク接続における通信の透明性の実現に向けた、インタフェースおよび国際接続ルールの確立も進める。

  • (写真左)NTT 代表取締役社長 社長執行役員 島田明氏、(写真右)中華電信 CEO Kuo氏

    (写真左)NTT 代表取締役社長 社長執行役員 島田明氏、(写真右)中華電信 CEO Kuo氏

NTTは光を中心とした技術を活用して、高速大容量通信で膨大な計算リソースなどを提供可能なIOWN構想を提唱し、IOWN Global Forumなどを通じて、新たなコミュニケーション基盤の実現を促進している。

一方の中華電信は各国の主要通信業者とのコラボレーションにより、先端のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)サービスをグローバル企業に提供している。IOWN構想に賛同しIOWN Global Forumへ早期に参画して、ユースケースおよび技術の検討をリードしてきたとのことだ。