NTTデータは10月16日、鳥取県立鳥取ハローワーク(以下、鳥取県)と、副業人材による地域経済への貢献に関する連携協定を締結したことを発表した。両者はこれにより、副業人材による地域経済への貢献をはじめ、地域と連携したDX(デジタルトランスフォーメーション)を担う人材の育成など、地域社会の発展に資する新サービスの開発を進める。

NTTデータは2020年に、社会課題の解決に資する新規事業の創出を全社横断的に推進する組織として「ソーシャルデザイン推進室」を設置している。同組織では、「地方創生」をはじめ、「住まい」「サプライチェーン強靭化」「モビリティ」「高齢者 ウェルビーイング」「女性 ウェルビーイング」の6つの注力テーマを掲げ、企画構想の検討から事業創出まで広く支援する。

  • ソーシャルデザイン推進室の6テーマ

    ソーシャルデザイン推進室の6テーマ

NTTデータは地方創生の取り組み経験を踏まえて、民間主導のエコシステム構築による「地域経済循環システム」の実現を目指しているという。同社はこれまでにも、地域経済の発展に資する新規事業の創出や、地域におけるDXを主導する人材が不可欠だとして、山形県酒田市とのデジタル変革推進に関する連携協定の締結や、金沢大学で地域DXを担う人材育成のための特別講義の実施などに取り組んできた。