Googleは10月10日、個人用のGoogleアカウントの認証方法としてパスキーをデフォルトにする計画を発表した。デフォルトのログイン方法としてパスキーの設定を促すプロンプトが表示されるようになる。

パスキーは、デバイスに組み込まれているPIN、顔や指紋などの本人固有のバイオメトリクス情報を利用したログイン方法。IDとパスワードによる認証より簡便かつ安全な認証手法として非営利組織のFIDO Allianceが推進している。同Allianceには、GoogleのほかApple、Microsoftも参加している。

Googleは2022年にパスキーのサポートを表明、5月にGoogleアカウントでサポートした。ユーザーはアカウントにログインし、デバイス側にパスキーを設定することで利用できる。

今回Googleはパスキーをデフォルトにするにあたって、ユーザーにパスキーの利用を促すプロンプトを表示する。なお、これまで通りパスワードを使った認証も提供する。