NTT東日本は10月5日、マネージド・ローカル5Gサービス「ギガらく5G」で構築したローカル5Gシステムと、JTOWERが提供するローカル5G共用装置の分散型アンテナシステム(以下、DAS:Distributed Antenna System)の接続により、ギガらく5Gとしては初となるDASを活用したローカル5G環境の構築をNTTe-CITY Labo3において実現したと発表した。
両社は、オフィスや商業施設等におけるローカル5Gのユースケースの拡大に向け、ギガらく5Gとローカル5Gに対応したDASによる通信環境を構築し、NTTe-CITY Laboの一部で、上り通信速度を向上した通信方式である準同期5設定によりローカル5Gを開波した。
オフィスでDASを活用したローカル5G環境を導入した場合、ローカル5Gにより、リモート会議時の安定した「高速・大容量」通信環境、専用SIMを用いた接続端末管理による高セキュリティーな専用無線の利用を実現できる。
またDASにより、アンテナの分散設置による「漏れなく・ダブりない」柔軟なエリア設計、ローカル5Gおよび携帯電話の屋内設備のシェアリングによるシンプルかつ省コストな通信環境、接続端末の移動時に基地局間のハンドオーバが生じない通信品質の向上を実現する。