NTT東日本は10月4日、ソフマップとカスタマーデータプラットフォームの活用によるデジタルマーケティングの新たな取り組みを開始することを発表した。
今回の取り組みでは、デジタルマーケティングの専門的な技術と知識を含む幅広いDX(デジタルトランスフォーメーション)スキルを有しているNTT東日本の伴走・コンサルティングにより、ソフマップ社員自らがデジタルマーケティングを推進する。
販売現場のプロとDXのプロである両社が手を組むことで、蓄積されたデータの統合、分析、施策立案、そして実行の一連のプロセスを最適化し、小売業界の課題である多様化する購買パターン、および複雑化する購買プロセスの対応を可能とする。
それにより、顧客ごとのニーズにあったメールマガジンの配信、ECサイトへのレコメンド機能の実装、顧客の特性に合わせた店舗接客、顧客データを活用したオンライン接客などを実現することで企業ひいては地域社会の発展に貢献していく方針だ。
具体的には、ソフマップにおけるカスタマーデータプラットフォームの導入を通じ、主に「カスタマーデータプラットフォームを活用した顧客理解」「顧客理解に基づくデジタルマーケティング施策の支援」「ソフマップ社員のDX人材育成」という3つの取り組みを行うことで、ソフマップの多様化する顧客ニーズの対応および収益の向上に貢献するという。
今後NTT東日本は、今回の取り組みを契機に、DX人材によるデジタルマーケティング分野のコンサル提案やNTT東日本の技術であるAI技術などを組み合わせた活動を加速したい構え。